布ナプキンって、使ったことありますか?
“エコで良さそう”とは思っても、“何だか面倒くさそう”というように、なかなか手が出ない、なんて方もいるかもしれません。
そもそも、布ナプキンって店頭であまり見かけないですよね。
目にするきっかけがないというのも、あまり普及しない原因のひとつかもしれません。
ネットリサーチDIMSDRIVEによるアンケート調査では、布ナプキンを使っている人は、生理用品全体の5.3%というデータがあります。布ナプキンは、まだまだ少数派ですね。
最近では、インターネット上で、さまざまなものが販売されていますので、一度、見てみると面白いですよ。
レビューも意外とたくさんついていて、布ナプキンの使用者が増えてきていることを感じます。
布ナプキン経験者としては、布ナプキンがもっと普及したら良いと思っています。
この記事では、布ナプキンについて詳しくお伝えしていきます。
読み終えると、一度、布ナプキンを使ってみたくなるかもしれません。
布ナプキンとは?
布ナプキンとは、その名の通り、布でできたナプキンです。
コットン製・リネン製・シルク製などの、天然素材でできています。
洗って何度も繰り返し使うことができるので、環境にやさしいアイテムです。
通常の使い捨てナプキンだと、ゴミがたくさん出てしまいますよね…。
布ナプキンの心配事
布ナプキンを使ったことのない方は、最初は不安を感じてしまうかもしれません。
例えば……、
布ナプキンは、多い日用の大きいタイプもあり、防水シートが入っているものもありますので、吸収力・防水力があり、安心です。
また、その日の量によって、こまめに取り替えることで、漏れを防止することもできます。
これは、使い捨てのナプキンと同じですね。
布ナプキンは、天然素材でできているため、通気性が良く、ムレにくくかぶれにくいです。
布ナプキンの使用後は、折り畳んでホックで留め、ジッパー付きビニール袋や防水・防臭のポーチなどに入れて持ち替えれば安心です。
それでは、布ナプキンのメリット・デメリットについて詳しくみていきます。
布ナプキンのメリット
- ゴミが出ない
使い捨てのナプキンと違い、繰り返し使うため、ゴミが出ません。 - 肌触りが良く、ムレにくく、かぶれにくい
石油系化学物質で作られている使い捨てのナプキンに比べて、布ナプキンは、天然素材でできているため、サラサラしていて、通気性が良いです。 - 臭いがあまり気にならない
石油系の化学物質や吸収ポリマーでできている使い捨てナプキンは、通気性が悪く、経血と混じり合うことで、臭いが発生すると言われています。
布ナプキンは、通気性が良く、そういった臭いの発生も少なくなります。 - デザインや色・素材が選べる
最近では、さまざまなものが販売されていて、可愛いらしいデザインやカラーリング、素材も選べて、楽しめます。 - 手作りすることもできる
単純な作りなので、自分で手作りすることもできます。 - 繰り返し使えてエコ・経済的
初期費用さえかかりますが、使い捨てではないので、その分の費用がかかりません。
→“生理の貧困“の救いになる可能性がある
生理の貧困とは:経済的な理由により、生理用品を購入できない状況のことで、世界中で社会問題になっています。
厚生労働省のこんなページがあります。↓
布ナプキンの購入が難しい場合、手作りすることもできます。
古着などを利用すれば、生地代もかかりません。
布ナプキンの作り方はこちらが参考になります↓
もしも、生理の貧困の状況にある方は、“布ナプキン“という選択肢があることを知ってほしいと思います。
布ナプキンのデメリット
- 洗う手間がかかる ←これが1番のデメリットかも。でも慣れればOK!
繰り返し使うものなので、洗う必要があります。 - つけ置き時・干す時にちょっと恥ずかしい
家族や同居人に見られると、ちょっと恥ずかしいですよね。 - 持ち歩きの時にかさばる
少し厚みがあるため、かさばります。前述したように、使用後は、ジッパー付きビニール袋や防水・防臭ポーチなどに入れる手間がかかる。 - すぐには手に入らない
コンビニやドラッグストアでは簡単に手に入らず、大型店舗やインターネットで購入する必要があります。
インターネットの布ナプキン専門店nunonaで、手に入ります。
『30日間お試しはじめてセット』30日間返金OK 安心保証サービスもあります。
布ナプキンの使い方は
ショーツに合わせて、ホックなどで留めるだけ。
数時間後に取り替えましょう。
布ナプキンを使う量は、人によりますが、1日に2〜5枚程度でしょう。
洗い替え用として、2日分の10枚程度を揃えておくと良いです。
普通の日用・多い日用など、大きさや形にいろいろな種類がありますので、日によって、使い分けると良いでしょう。
布ナプキンの洗い方は
経血はアルカリ性なので、アルカリ性の洗剤、重曹を混ぜた水に、半日〜一晩つけ置きしてから、洗濯しましょう。
さらに、殺菌のために、煮沸消毒するという方法もあります。
熱湯で、5分間煮ると、殺菌ができます。布ナプキンは、清潔に保ちましょう。
その場合、柔軟剤代わりに、クエン酸を使いましょう。
(柔軟剤はNGです。経血をはじいてしまう場合があるからです。)
きれいに洗濯した後、ぬるま湯に小さじ1杯ほどのクエン酸を溶かして、浸しましょう。その後、軽く揉み洗いすれば、ふんわりと仕上がります。
一人暮らしならいいのですが、つけ置き時に、家族や同居人に見られると、ちょっと恥ずかしいので、蓋付きのバケツや容器を使いましょう。
そんな方に↓
〈おすすめ便利アイテム〉
- ドウシシャ 折りたためる洗濯機
折りたたみ式の小型の洗濯機です。蓋付きなので、つけ置きの時も気になりません。使わないときは、折りたためるので、コンパクトに収納できるのも良いところ。
通常の大きな洗濯機で洗うのはちょっと…、と気になる方にもおすすめです。
もちろん、布ナプキン以外のちょっとしたものも洗濯できます。
布ナプキンを干す時
干し方は、殺菌効果がある天日干しが一番です。
天日干しができない場合は、できるだけ風通しの良いところに干しましょう。
生乾きの状態が長いと、雑菌の繁殖に繋がりますので、注意しましょう。
あまりにも乾くのに時間がかかる場合は、アイロンをかけて乾かすという方法もあります。
布ナプキンを干す時も、やっぱりちょっと恥ずかしいんです。
家族や同居人がいる場合、見られるとちょっと恥ずかしいですよね。
気になる場合は、布ナプキンの周りをタオルなどで隠すように干すといいですよ。
〈おすすめ便利アイテム〉
- 隠し干し ステンレス洗濯ハンガー30
サビに強く丈夫で長持ちするステンレス製のピンチハンガーです。布ナプキンの周りをタオルなどで目隠しするように干すことができます。
まとめ
布ナプキンについて、いろいろお伝えしてきましたが、どう感じたでしょうか?
『一度、試しに使ってみようかな』と思っていただけたでしょうか?
私の場合、布ナプキンは、最初から、特に違和感なく使用することができました。
使い心地は快適です。毎日、デザインや色を選ぶという楽しみもありますね。
慣れない場合、使い捨てのナプキンと布ナプキンを併用して、使用するというのもありだと思います。
実は、私も併用しています。
気分によっては、布ナプキンは、やっぱり洗うのが面倒に感じてしまう時もありますので、あまり難しく考えず、併用することから試してみると、意外と楽だと思います。
オーガニック布ナプキン専門店もnunonaは、専門店だけにさまざまなタイプの布ナプキンを取り扱っており、布ナプキンに関するさまざまな情報を見ることもできます。↓
ぜひ見に行ってみてください。
それでは、ブルーデイを楽しんでいきましょう。
少しでも、ゴミを出さないということは、エコですし、SDGsにつながりますよね。
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