犬が食べてはいけないもの【一覧】野菜・果物、植物、アレルギーを起こすもの

タマネギとニラLifestyle

犬が食べてはいけないものは、何だろう?

アレルギーの原因になるものは何?

このように、ワンちゃんにとって、危険なものは何なのか、疑問をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

ワンちゃんにとって、危険なものを知っておくことは、ワンちゃんの健康を守るために必要なことですよね。

この記事では、犬が絶対に食べてはいけないもの、加熱が必要なもの、アレルギーの原因になるものなどを、野菜や果物、身近な植物などに分類して、まとめました。

また、万が一、犬が食べてはいけないものを食べてしまった時の対処法もお伝えします。

犬が絶対に食べてはいけないもの

品名生食加熱
タマネギ    ✖️✖️
ネギ✖️✖️
ニラ✖️✖️
らっきょう✖️ ✖️
ニンニク✖️ ✖️
チョコレート✖️✖️
ココア✖️ ✖️
コーヒー✖️✖️
ブドウ✖️✖️
レーズン✖️ ✖️
キシリトール✖️✖️
アルコール✖️✖️
  • タマネギ・ネギ・ニラなどのネギ類には、アリルピロピルジスルファイドという成分が含まれていて、犬の赤血球を壊して、貧血や血尿を起こしてしまいます。
  • チョコレートやココアは、犬の中枢神経の心臓に影響する成分が含まれていて、心不全などの病気の原因になってしまいます。
  • コーヒーには、カフェインが含まれていて、呼吸困難や痙攣の原因になってしまいます。
  • ブドウは、大量に摂り過ぎると、急性腎不全を起こしてしまう場合があります。
  • キシリトールは、犬の血糖値を急激に下げてしまい、痙攣を起こす原因になってしまいます。
  • アルコールは、急性アルコール中毒を起こし、死亡してしまう原因になってしまいます。

野菜

品名生食加熱
さつまいも   ✖️
さといも✖️
かぼちゃ✖️
ブロッコリー✖️
大豆✖️
じゃがいも✖️
アスパラガス✖️
いんげん✖️
ピーマン ✖️
もやし✖️
ホウレンソウ✖️
菜の花✖️
チンゲンサイ✖️
ショウガ 
ナス✖️
ゴボウ✖️
ニンジン
たけのこ ✖️
きのこ✖️
  • 塩や砂糖、調味料などで、調理されたものは、犬に食べさせてはいけません。
  • 基本的に、人間が加熱して食べるものは、犬にも加熱して与えてあげましょう。

 

  • 大豆には、トリプシン・インヒビターという成分が含まれていて、消化不良を起こす場合があります。
    長時間加熱するか、発酵させれば、毒性はなくなります。
  • じゃがいもの芽や茎には、ソラニンという毒性物質が含まれているので、必ず取り除いて、加熱しましょう。
  • ピーマンにもソラニンという毒性物質が含まれているため、与え過ぎには注意しましょう。
  • ブロッコリーやホウレンソウは、シュウ酸が多く含まれているので、結石症の原因になってしまうため、与え過ぎに注意しましょう。
  • ショウガはネギ類のため、大量に食べると中毒症状を起こす場合があるので、与える場合はごく少量にしましょう。
  • ゴボウには、マグネシウムやカルシウムが含まれていて、尿石症につながる場合があります。
    また、食物繊維が豊富なので、下痢や腹痛の原因になります。
  • ニンジンは、犬が消化しきれない場合があるので、小さく刻んで、柔らかくなるまで加熱して与えましょう。
  • たけのこは、消化が悪く、栄養価も低いので、与えるメリットはないと言っていいでしょう。
  • 野生のキノコには、毒性がある場合があるので、与えないようにしましょう。

果物

品名生食加熱
いちじく✖️✖️
プルーン✖️✖️
ザクロ✖️✖️
グレープフルーツ✖️✖️
ドライフルーツ✖️✖️
すだち✖️✖️
アボカド✖️✖️
ぎんなん✖️✖️
✖️
  • イチジクには、ソラレンやフィシンという毒性物質が含まれています。
    嘔吐を起こしたり、よだれが大量に出たり、口の中が炎症を起こしてしまったりします。
  • プルーンには、強い毒性があります。呼吸困難やショック症状が出てしまいます。
  • ザクロは、大量に食べると、嘔吐や下痢、消化器障害を起こしてしまします。
  • グレープフルーツの外皮部分には、中毒性物質が含まれていて、嘔吐や下痢を起こしてしまします。
  • ドライフルーツは、水分が抜けているため、食物繊維や糖分が凝縮しているため、下痢や腹痛を起こしてしまします。
  • すだちの皮や種には、消化器系や神経障害を起こす物質が含まれています。
  • アボカドには、中毒成分が含まれていて、心臓血管系の中毒症状を起こしてしまいます。
  • 栗は、加熱すれば与えても良いでしょう。ただし、渋川を取り除きましょう。

乳製品

品名生食加熱
牛乳      ✖️✖️
チーズ
ヨーグルト
  • 牛乳に含まれる乳糖は、犬は分解できないため、下痢を起こす場合があります。
  • チーズは、塩分や脂肪分が多いため、犬に与えるのには向いていません。犬用の塩分の低いチーズを与えましょう。
  • ヨーグルトは、整腸作用がありますが、尿結成器の原因になる場合もあるので、与え過ぎに注意しましょう。
    与える場合は、砂糖の入っていないものを与えましょう。

魚介類

品名生食加熱
✖️
タコ      ✖️✖️
イカ✖️✖️
エビ✖️✖️
カニ✖️✖️
✖️✖️
  • 新鮮な魚であっても、生の魚は与えないでください。加熱して与えましょう。
    アニサキスなどの寄生虫がいる場合があり、腹痛や嘔吐をしてしまいます。
  • タコ・イカ・エビ・カニ・貝は、消化が悪いため、与えないでください。
    あえて食べさせるメリットもありません。
    また、こちらも生の場合、アニサキスという寄生虫がいる場合があります。

肉・卵

品名生食加熱
肉類      
  • 犬は基本的には、生肉を食べても大丈夫です。しかし生肉は、細菌やウィルス、寄生虫などの感染リスクや食中毒のリスクがあるため、注意が必要です。
  • 生卵の場合、アレルギーを抑制するアビジンというビタミンが不足してしまう場合があるため、加熱して与えましょう。

穀類

品名生食加熱
白米      ✖️
玄米・雑穀米✖️
麺類✖️
パン類✖️✖️
  • 白米・玄米・雑穀米・麺類などは、与える場合は、人間と同じように、加熱して与えましょう。
  • 麺類は、塩分が多いため、与える場合は、茹でて加熱して与えましょう。
  • 蕎麦は、マグネシウムを多く含んでいるため、尿石症の原因になります。
  • バン類は、食塩や砂糖が含まれているため、与えないでください。

海藻類

品名生食加熱
海苔      
昆布✖️
  • 海苔、味付け海苔は、塩分が多いので、与えてはいけません。焼き海苔は、少量なら大丈夫です。
  • 昆布は、乾燥状態だと硬いので、喉を傷つけてしまう場合があるため、加熱して煮込み、細かく刻んで与えましょう。

植物

  • 球根植物:ユリ、チューリップ、スズラン、スイセン、シクラメン、ヒガンバナ、ベゴニア
  • 庭木:キク、アジサイ、イチョウ、ソテツ、ハイビスカス、ヒイラギ、サフラン、ナンテン
  • ハーブ:ジャスミン、マリーゴールド、ユーカリ、ヨモギ
  • 観葉植物:アイビー、アロエ、アサガオ、カーネーション、カラジウム、クワズイモ、スパティフィラム、セローム、ディフェンバキア、ドラセナ、ポインセチア、ポトス

先が尖っているもの

  • 鳥の骨
  • 魚の骨
  • 乾燥昆布

鳥の骨や魚の骨、乾燥昆布などは、先が尖っていて喉に刺さってしまったり、内臓を傷つけてしまう場合があるため、生で与えないようにしましょう。

犬がアレルギーを起こす可能性があるもの

アレルギーを起こす物質は、個体によって異なりますが、以下のようなものがアレルギーの原因になる場合があります。

【アレルギーになる食べ物】

牛肉、鶏肉、穀類、大豆、トウモロコシ、小麦、卵、乳製品、えび、そば、アボカド…

【アレルギー症状の例】

  • 体をかゆがっている
  • フケが出ている
  • 抜け毛がひどい、ハゲができる
  • 下痢や嘔吐をする
  • 皮膚が赤くなっている
  • 湿疹が出ている
  • 目ヤニが出ている
  • 耳が赤い、耳垢が多い
  • 足の裏や指の間を噛んだり舐めたりする

アレルギー物質を特定するには?

動物病院で、アレルギー検査を受けましょう。

アレルギー物質を特定する検査内容や料金は、それぞれの病院によって異なりますので、事前に問い合わせてみると良いでしょう。

もしも犬が食べてしまった場合の対処法

すぐに、動物病院に電話しましょう。

ワンちゃんが、現在、症状が出ていなくても、飼い主さんは落ち着いて、状況を説明し、獣医さんに判断してもらいましょう。

獣医さんが、的確な判断ができるように、下記のことを伝えましょう。

【動物病院に伝えること】 

  • 食べてしまったものの名前
  • いつ食べたか
  • 食べた量
  • 現在の状態・症状

病院へ行く際は、食べてしまったものの残りなどがあれば、持参すると良いでしょう。

まとめ

人間が普通に食べているものでも、犬にとっては、危険になるものが、意外と多いことが分かりましたね。
また、塩や砂糖などの調味料で調理されたものも与えてはいけません。

私たちが、ついつい、ワンちゃんに与えてしまいそうなものも結構あり、注意しなければいけません。

犬が食べてはいけないものを把握しておくことが大切です。

また、ワンちゃんが誤飲しないように、常に観察しておくことも大切です。

もし、ワンちゃんが誤って食べてしまった場合は、すぐに病院に連絡し、獣医師の判断を仰ぎましょう。

 

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