シークヮーサーといえば、沖縄の酸っぱいフルーツですね。
南国沖縄の大地で、強い日差しを受けて、力強く育つというようなイメージが浮かんできます。
シークヮーサーは、お魚やお肉にかけて薬味として食べると、酸味がアクセントになって、おいしいですよね。
そんなシークヮーサーには、近年、大注目の肌の美白効果があることが判明しました。
この記事では、シークヮーサーの栄養成分、そのうれしい効果について詳しくご紹介していきます。
シークヮーサーとは?
そもそも、シークヮーサーとは、ミカン科の常緑低木で、和名:ヒラミレモン(平実檸檬)、学名:Citrus×depressa で、直径3〜5cmほどの扁平型の実を付けます。
この実は、酸っぱいため、沖縄の方言で、『シー』は“酢”の意味、『クヮーサー」は“食わせる”の意味で、“酢食わし”の意味があります。
シークヮーサーの生産量は、圧倒的に沖縄が一番多く、3478.8tで、大宜味村、名護市、本部町などで作られています。
その他には、鹿児島県で10.0t、和歌山県などでも少し作られています。
沖縄では、8月後半〜9月にかけて、熟す前の青い果実『青切りシークヮーサー』が“酢の物用”として収穫されます。
10月〜12月中旬までは“原液ジュース用”、12月下旬か〜2月末までは黄色く熟したものが“生食用”として収穫されます。
シークヮーサーの主な栄養成分
シークヮーサーのカロリーは、25kcal(可食部100gがあたり)で、比較的低カロリーです。
うれしい効果のある成分
☆注目すべき代表的な成分
- ノビレチン
- クエン酸
- ヘスペリジン
- タンゲレチン
ノビレチン←大注目!
ノビレチンは、フラボノイド系のポリフェノールの一種で、苦味や渋みの元になる成分です。
強い紫外線から種子を守るために、特に皮の部分にノビレチンが蓄えられます。
抗酸化作用があり、活性酸素を除去する働きがあります。
ノビレチンは、柑橘系の植物に含まれる成分で、例えば、100gあたりのグレープフルーツには1mg、温州みかんには24mg、カボスには89mg、ポンカンには127mg含まれています。
そして、シークヮーサーには、ノビレチンが267mg含まれてい、温州みかんの11倍以上、グレープフルーツの267倍と、非常に豊富に含まれています。
熟す前の青い実を収穫する、青切りシークヮーサーの場合、皮ごと食べたり、皮ごと絞ることで、ノビレチンを余すことなく摂ることができます。
脂肪燃焼効果
ノビレチンは、アディポネクチンという、言わば”痩せホルモン”の分泌を増やす働きがあり、脂肪燃焼効果につながるという報告があります。
認知機能改善
脳神経細胞を活性化するなどして、認知機能の改善につながることが分かりました。
がん抑制効果
がん細胞の成長を抑制すると共に、転移を強く抑制することが分かりました。
排尿改善効果
過活動膀胱や前立腺肥大などや、薬の副作用による排尿障害を改善することが確認されました。
夜間頻尿数や残尿感などを改善効果があります。
その他にも、血糖値や血圧上昇の抑制をしたり、コレステロール値を安定させる働きや、肝機能強化、抗リウマチ効果、骨粗しょう症予防効果なども分かっています。
さらに、
肌の美白効果
近年、琉球大学と中部大学の共同研究チームによって、シークヮーサーのノビレチンには、メラニン抑制作用があり、美白効果があることを発見されました。
人は、紫外線を浴びると、メラニン生成酵素であるチロシナーゼが産生が高まることで、肌が黒くなります。
研究によって、ノビレチンが、チロシナーゼを活性化させるタンパク質の働きを60%抑えることが分かりました。
新しいタイプの美白剤となることで、注目されています。
タンゲレチン
タンゲレチンは、フラボノイド系ポリフェノールの一種です。
ノビレチンと同じく、シークヮーサーの皮に多く含まれています。
タンゲレチンは、柑橘系の植物にも含まれていて、100gあたりのゆずには0.6mg、かぼすには8.5mg、すだちには13.3g、シークヮーサーには71.3mgと、かぼすの8倍以上豊富に含まれています。
研究結果で、抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用、抗腫瘍形成作用、コレステロール抑制作用などが分かりました。
クエン酸
クエン酸は、酸味の素の成分で、乳酸の分解を促し、疲労回復効果があります。
老廃物を排出することで、代謝が高まり、血流改善につながります。
カルシウムや鉄などのミネラルの吸収を高める効果があります。
また、脂肪燃焼を促し、エネルギーに変えるため、ダイエット効果につながると言われています。
クエン酸は、他の柑橘系の植物にも含まれていて、100gあたりのレモンには3g、すだちには4.5g含まれていますが、シークヮーサーには6g含まれていて、レモンの2倍豊富に含まれています。
ヘスペリジン
フラボノイド系ポリフェノールの一種で、主に皮や袋、スジに多く含まれていて、ビタミンPとも呼ばれています。
ヘスペリジンは、ビタミンCと共に働き、毛細血管を細菌やウィルスから守ったり、血管の柔軟性を保つ働きがあります。
また、血流改善作用や血中コレステロール値の改善作用などがあります。
こちらも他の柑橘系の植物にも含まれていて、100gあたりのかぼすには105mg、ゆずには122mgですが、シークヮーサーには411mg含まれていて、かぼすの3.9倍豊富に含まれています。
シークヮーサーの効率的な摂り方
シークヮーサーを効率よく摂るには、100%原液タイプがおすすめです。
シークヮーサージュースとして、飲むのが一番手軽ですね。
特に、青切りシークヮーサーのジュースは、ノビレチンなどの有効成分を余すことなく摂り入れることができます。
シークヮーサー100%原液タイプなら、炭酸水やお湯割りが、爽やかでおすすめです。
お酢やポン酢替わりとして使うのもいいですね。
シークヮーサーの適量
シークヮーサーの1日の適量は、原液100%の場合、70ml〜100mlと言われています。
シークヮーサーの注意点
シークヮーサーに含まれるクエン酸は、過剰に摂ると、胃腸が荒れる可能性がありますので、摂り過ぎには注意しましょう。
胃腸の弱い人は、少なめ、または、薄めて使用しましょう。
まとめ
シークヮーサーには、たくさんのうれしい効果があることが分かりました。
特筆すべきは、肌の美白効果です。
日焼けやシミに悩む人にとっては、とてもうれしい効果ですね。
シークヮーサージュースなどで手軽に飲める、青切りシークヮーサー100%原液がおすすめです。
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