マヌカハニーは、近年、“スーパーフード”として、多くのメディアで取り上げられ、健康志向の高い人々によって、注目を集めています。
マヌカハニーを目にしたことのある人は、パッケージに表記されている“MGO”と“UMF”って何?と、疑問に思う方がいるのではないでしょうか?
これらは、マヌカハニーの抗菌効果を示すものなのです。
これらの数値によって、マヌカハニーの価格も変わってきます。
この記事では、マヌカハニーの正しい選び方、MGOとUMF についてなど、詳しくまとめました。
最後まで読めば、マヌカハニーの特徴や、失敗しないマヌカハニーの選び方が分かります。
マヌカハニーとは?
マヌカハニーとは、『マヌカ』というフトモモ科の常緑低木の花の蜜から採取される、希少なハチミツです。
マヌカは、学名:ギョリュウバイ、英名:New Zealand Teatree という名前で、春から夏にかけて、白やピンクの梅に似た花を咲かせます。
花が咲くのは1年間で4週間だけで、ハチミツが採れるのは、11月〜3月の限られた期間のみのため、マヌカハニーは希少なのです。
このマヌカは、もともと、ニュージーランドの一部にのみ自生していますが、現在では、ニュージーランドやオーストラリアなどで栽培されています。
ニュージーランドの先住民族マオリの人々が、昔から民間療法として、ケガや病気の治療にマヌカハニーを使用していました。
また、マヌカは、花の蜜だけではなく、葉や木の幹、樹液などのあらゆる部分に、様々な薬効があります。
古くから、葉から抽出されるオイルやお茶も利用されてきました。
その薬効の高さから、この木を『復活の木』という意味の『マヌカ』と呼んでいます。
マヌカハニーには、ビタミン・ミネラル・酵素などの成分も含まれており、栄養豊富な食材としても親しまれてきました。
何より、マヌカハニーには、強い殺菌効果、抗菌効果、抗炎症効果があることが実験によって証明されています。
一般的なハチミツと違い、色が濁っていて、粘り気が強く濃厚なのが特徴です。
この粘り気は、タンパク質の一種のコロイドによるものです。
マヌカハニーには、独特の強い香りがあり、土っぽく、やや苦みのある薬のような風味があります。
マヌカハニーの成分
マヌカハニーに含まれる成分で代表的なものが、メチルグリオキサールです。
この成分は、一般的なハチミツには含まれていません。
メチルグリオキサールは、強い殺菌効果や抗菌効果があります。
これは、マヌカの花の蜜に存在する、ジヒドロキシアセトンが素になっていて、セイヨウミツバチによって、ハチミツが作られる際、アミノ酸やタンパク質が反応して、メチルグリオキサールが作られます。
ハチミツを貯蔵する間に、ジヒドロキシアセトンが減っていき、メチルグリオキサールが増えていきます。
すると、殺菌効果や抗菌効果が強まることが分かっています。
その他の成分
ビタミンB1、B2、B12、ビタミンC、ナイアシン、カルシウム、リン、アミノ酸など
栄養豊富なので、野菜不足やカルシウム不足を感じている人の、栄養補給にも適しています。
マヌカハニーの効果
殺菌・抗菌効果
近年の研究で、マヌカハニーは、胃痛、胃潰瘍や胃炎、胃がんの原因になる、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)や、大腸菌を殺菌する効果があることが分かりました。
また、ピロリ菌が生成する、活性酸素を除去する働きがあると言われています。
傷の治りを早める効果
殺菌効果が高いため、傷に塗ることで、傷口の殺菌をし、雑菌の繁殖を抑制します。
そのため、傷の治りを早める効果があります。
整腸効果
マヌカハニーに含まれる、メチルグリオキサールは、腸内細菌の悪玉菌だけを殺菌することができます。
そのため、体に悪影響を及ぼす大腸菌やサルモネラ菌などを抑制し、腸内環境を整えることで、便秘や下痢などの不調の改善にも効果を発揮します。
風邪・インフルエンザ予防効果
殺菌・抗菌効果によって、風邪やインフルエンザなどのウィルスを抑制する効果があります。
また、喉の痛みや鼻詰まりを緩和します。
マヌカハニーの選び方
マヌカハニーには、MGOとUMFという、2つの品質保証基準、ブランドマークが設けられています。
これらの表記があるものは、ニュージランド政府が認定していることを示していて、正規のマヌカハニーの証です。
MGOとUMFの表記があるかどうかを確認して、マヌカハニーを選ぶようにしましょう。
MGOとは?
『MGO』とは、マヌカハニーの代表的な成分である、メチルグリオキサール(MethylGlyOxal)の略です。
マヌカハニー1kg中に、メチルグリオキサールが何mg含まれているかということを示しています。
例えば、MGO250+は、1kg中250mgのメチルグリオキサールが含まれていることを示しています。
MGOの数値が高いほど、抗菌効果が高いということになります。
UMFとは?
『UMF』とは、Unique Manuka Factor の略で、マヌカハニーが、医療用の消毒液である“フェノール溶液”と比べて、どのくらい抗菌効果があるかを数値化したものです。
これは、ニュージーランドのワイカト大学の生物学者であるピーター・モラン博士が考案した抗菌効果を表す値です。
ニュージーランドでは、『UMFHA』(UMFハニー協会)を設立して、協会が認定したマヌカハニーに、『UMF』の認定マークを与えています。
UMFの数値は、10+、15+、20+、25+の4種類です。
例えば、10+は、フェノール濃度10%と同等ということを示しています。
数値が上がるほど抗菌効果が高くなります。
MGO・UMF数値は、どれを選べばいいのか?
MGO・UMFの表示がある正規品を選ぶことは、大前提です。
マヌカハニーの効果を得たい場合、MGO263+以上、UMF10+以上の商品を選ぶことをおすすめします。
ただ、数値が高いほど、希少で価格も上昇していきますので、お財布と相談ということになるでしょうか。
また、数値が高くなるほど、マヌカハニー独特の薬のような風味が強くなるので、最初は、数値が低めのものを選ぶのもおすすめです。
マヌカハニーの食べ方
マヌカハニーの食べ方は、生のままが基本です。
栄養成分を効率よく摂るためには、空腹時に食べると良いと言われています。
ヨーグルトに入れたり、パンに塗って食べるのも良いでしょう。
マヌカハニー注意点
- マヌカハニーは希少性が高く、高値で取引されるため、偽造品や低品質な物が世界中で出回ってしまっています。
偽造品の中身は、マヌカハニーに他の物を混ぜて薄められたものや、全くの偽物など、効果のないものです。
MGOやUMFの表記があるかどうかをしっかりと確認しましょう。 - マヌカハニーは、一般的なハチミツと同様に、1歳未満の乳児には食べさせてはいけません。
ハチミツには、まれにボツリヌス菌が混入している可能性があり、腸内細菌の少ない乳児は、ボツリヌス菌が原因で、乳児ボツリヌス症を起こす恐れがあるからです。
まとめ
マヌカハニーの選び方は、MGOとUMFの表記がある、正規品を選びましょう。
そして、マヌカハニーの効果を得たい場合、MGO263+以上、UMF10+以上の商品を選びましょう。
マヌカハニーの専門店なら、種類も豊富で品質も高く、安心して購入できますね。
様々な基準で厳正な商品管理を行っている、マヌカヘルス社の製品を取り扱っています。ニュージーランド産100%で、無農薬、抗生物質も使用していません。