生ごみの処理って、どうしていますか?
三角コーナーに入れているという方も多いかもしれません。
でも、これって、ゴミ出しする日までの間、嫌〜な臭いや雑菌・カビの発生、コバエやゴキブリなどの虫の発生が気になりませんか?
特に、暖かい時期は、気をつけなくてはいけませんね。
この記事では、生ごみ処理の方法をお伝えしていきます。
水分の多い生ごみは、燃焼効率が悪く、より多くのCO2の排出につながってしまい、環境に良くありません。
ひとりひとりが、適切な生ごみ処理をして、環境に配慮していくことで、SDGsにもつながります。
生ごみ処理 おすすめ方法
最初に、そもそも、“生ごみをできるだけ減らす“ということを考えておくことが重要です。
- 食品ロスを減らす
- 野菜や果物は、できる限り皮ごと食べる
- 水に濡らさない・乾かす
これらを踏まえて、いよいよ、生ゴミ処理のおすすめな方法をご紹介します。
それは、生ごみ処理機を使う方法です。
この方法は、生ごみが分解されれば、“堆肥“としてガーデニングや家庭菜園などに利用することができます。
生ごみ処理機には、主に3つの種類があります。
バイオ式・乾燥式・ハイブリッド式の3つです。
それぞれの生ごみ処理の特徴を見ていきます。
三角コーナーなどを使う場合の対策
三角コーナーが一番手軽という方には、その対策をご紹介します。
嫌な臭い・雑菌やカビの発生、虫の発生を防止する対策です。
- 生ごみを水に濡らさない(雑菌の繁殖を防止する)
- 生ゴミに重曹を直接ふりかける(酸性の臭い成分を中和する)
- 生ゴミにクエン酸スプレーをふりかけてる(アルカリ性の臭い成分を中和する)
- 生ゴミにアルコールスプレーをふりかける(雑菌を除菌する)
- 生ごみを新聞紙などに広げて乾かしてから捨てる(雑菌の繁殖を防止する)
- 生ごみをゴミ出しの日まで、冷凍・冷蔵しておく(雑菌の繁殖を防ぐ)
水200mlにクエン酸小さじ1〜2を溶かして完成。
これらの方法で、生ゴミの臭いや雑菌・カビの発生、虫の発生を防ぐことができます。
バイオ式 生ごみ処理機を使う
生ごみを微生物の力で分解させる方法です。
『ぼかし』と呼ばれる発酵促進剤や菌床をを加えて混ぜ合わせましょう。
水と炭酸ガスに分解して、有機肥料にすることができます。
電気を必要とせず、自然の力に任せるため、とてもエコですね。
室内用のものもありますが、屋外用がほとんどです。
自然に任せる処理には、少し時間がかかります。
乾燥式 生ごみ処理機を使う
生ごみを熱や温風で乾燥させて、生ごみを処理をする方法です。
乾燥させるため臭いが出にくく、虫の発生もありません。
数時間で処理が完了するので、時短になります。
室内・キッチンに置いて使用することができます。
ハイブリッド式生ごみ処理機を使う
バイオ式と乾燥式を組み合わせた方法がハイブリット式です。
温風で乾燥させつつ、微生物の働きを高めて分解させる方法です。
お手入れの手間がなく、乾燥式に比べて、電気代が安いというのがメリット。
脱臭機能もあり、臭いの発生がありません。
室内で使用することができます。
生ごみ処理機の購入で助成金・補助金がもらえる
生ごみ処理機は、高額な場合がありますので、購入をためらってしまう方もいるかもしれません。
でも、そんな方に、生ごみ処理機をお得に手に入れる方法があります。
助成金・補助金制度があるかどうか、各自治体のホームページで確認したり、お問合せしてみましょう。
基本的には、購入補助金・助成金交付申請書に必要事項を記入し、役所に提出するだけで、お得に生ごみ処理機を手に入れることができますよ。
自治体によって金額は異なりますが、これを利用しない手はないですよね。
購入前の申請と、購入後の申請の方法がありますので、お住まいの地域の自治体で、あらかじめ、確認しておきましょう。
購入前の申請は、申請後に、助成金・補助金の交付決定が出てから、購入することになります。
購入後の申請には、領収書・保証書が必要になりますので、大切に保管しておきましょう。
生ごみ処理機の助成金制度の検索ができるページがあります。こちらです↓
生ごみ処理 おすすめ8選
生ごみ処理機、バイオ式・乾燥式・ハイブリッド式の、それぞれのおすすめをご紹介します。
バイオ式 生ごみ処理機
- エコクリーン 生ごみ処理機 自然にカエル
ハンドルを回すことで、生ごみを混ぜることができ、電気式製品同等の処理能力を持ちます。低音で有機分解するため、発酵臭を発生を防ぎます。初期チップ材付き。
- サンコープラスチック 生ごみ処理機 EMワーカー
生ごみを入れて“ぼかし“をふりかけると、分解・減量し、良質な堆肥を作れます。夏場で約10〜15日、冬場で15〜20日で処理できます。
- アイリスオーヤマ エココンポスト
黒色の本体なので、太陽熱を吸収し、熱を溜めやすいコンポストです。
コンポスト内の温度が上昇し、生ゴミの発酵を速めてくれます。
良質な堆肥を作ることができます。防臭剤がセットです。
『ぼかし』生ごみ発酵促進剤
- アイリスオーヤマ コンポスト生ごみ発酵促進剤 2kg
ゼオライト・米ぬか・有機微生物類を原料とした菌床です。
微生物の働きで、生ごみを堆肥にするのを促進し、ゼオライトが臭いを吸着してくれます。
- アイリスオーヤマ コンポスト用菌床 10L
馬糞・稲わら・麦わらを原料とし、生ゴミの水分を僅少が吸収することで、発酵を促進します。
- アーネスト 生ごみ処理肥料ぼかし 1kg
米ぬか・もみがら・黒砂糖・炭を原料とした“ぼかし“です。生ゴミにふりかけると、一週間ほどで、堆肥の元になり、それを土に混ぜると、二週間ほどで堆肥が出来上がります。
乾燥式 生ごみ処理機
- 島産業 生ごみ減量乾燥機 パリパリキューブライトアルファ
温風で乾燥するため静か、活性炭フィルターで、臭いを脱臭します。三角コーナ代わりに使えるバスケットで、そのまま処理が可能です。
- パナソニック 家庭用生ごみ処理機 MS-N53-S
温風を当てて攪拌しながら、乾燥・除菌します。プラチナパラジウム触媒で臭いを分解します。乾燥した生ごみは、有機肥料として使用できます。コンパクトなので、ゴミ箱感覚でキッチンにも置けます。
- Food Cycler FC-30 家庭用生ごみ処理機
生ごみの量を最大90%削減し、成熟した肥料にします。臭いや雑菌を抑制します。専用バケツは取り出しが簡単で、食洗機で洗えます。コンパクトなので、キッチンに置けます。
ハイブリット式 生ごみ処理機
- 家庭用ゴミ処理機 ナクスル
生ごみを入れるだけで、手間要らずです。酵素と微生物が空気に分解します。生ごみを殺菌し、脱臭システムで臭いを分解吸収します。省エネ設計で消費電力を大幅にカットします。静音設計で深夜でも気になりません。処理後は堆肥として使用できます。
まとめ
生ごみ処理方法について、見てきました。
生ごみ処理機には、バイオ式と乾燥式とハイブリット式があり、共に、臭いや虫の発生の問題を抑えてくれます。
生ごみ処理方法選びに役立てばと思います。
また、生ゴミの分解後は、堆肥として、ガーデニングや家庭菜園などに利用できますので、自然の循環を体感でき、とてもエコですよね。
適切な生ごみ処理をして、環境に配慮していくことで、SDGsにもつなげていましょう。
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