ココアのうれしい効果とは? ココアの適量・飲むタイミングはいつ?

ココアHealth&Beauty

何かと忙しい毎日。
ホッと一息できるのがココアですね。

ココアを飲むと、なぜ、ホッとするのでしょうか?

そんなココアには、うれしい効果があるといいます。

この記事では、ココアの効果、ココアの適量・飲むタイミングなどについて詳しくご紹介していきます。

ココアとは?

カカオ

そもそも、ココアとは、カカオ豆(常緑樹のカカオの木の種子)を原料とする粉末です。

カカオ豆は、発酵・乾燥後に、焙煎し、皮を取り除き粉砕したものが“カカオニブ”です。

カカオニブを煮詰めてペースト状にします。

このペーストが“カカオマス”です。

カカオマスの脂肪分を一部抜いて、粉末にしたものがココアです。

これを『ピュアココア(純ココア)』と呼びます。

カカオマスの脂肪分が、カカオバターです。

ピュアココアに、砂糖や粉乳、香料を加えて調整したものを、『ミルクココア(調整ココア)』と呼びます。

ココアは、お湯やホットミルクで溶かし、砂糖などを加えて飲むのが一般的で、嗜好飲料の一つとして、世界中で親しまれています。

(上記のカカオマスに砂糖や香料を加えて、固めたものが、チョコレートです。)

ココアの栄養成分

ココアパウダー

【ピュアココア(純ココア)の栄養成分、可食部100gあたり】

エネルギー:386kcal、水分 4.0g、タンパク質 18.5g、脂質 21.6g、炭水化物 42.4g、カリウム 2800mg、カルシウム 140mg、マグネシウム 440mg、リン 660mg、鉄 14.0mg、亜鉛 7.0mg、銅 3.80mg、ビタミンB1 0.16mg、ビタミンB1 0.16mg、ビタミンB2 0.22mg、ナイアシン 2.3g、ビタミンB6 0.08mg、葉酸 31μg、パントテン酸 0.85mg、食物繊維総量 23.9g
ココアは、嗜好品の中でも、特に栄養価の高いのが特徴です。

ココアの主な成分

カカオポリフェノール

ポリフェノールは、緑茶に含まれる“カテキン”や、赤ワインやブルーベリーに含まれる“アントシアニン”など、多くの種類があります。
カカオポルフェノールは、ココアの独特の苦味や渋みの成分です。

カカオプロテイン

難消化性のタンパク質で、小腸で吸収されず、大腸に届き、便のカサを増します。

テオブロミン

カフェインに似た成分です。

刺激性はあまり強くありません。

食物繊維

ココアには、ゴボウよりも多くの食物繊維を含まれています。

ミネラル

カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが含まれています。

ココアのうれしい効果

ココア

ココアのうれしい効果とは、どんなものがあるのでしょうか?

ピュアココア(純ココア)を基準にした効果を見ていきましょう。

便秘解消効果

ココアには、食物繊維が豊富に含まれています。

カカオプロテインやリグニンという成分は、不溶性のため、便のカサを増し、便通を促します。
整腸作用も期待できます。

排便回数が改善し、便臭の抑制作用も研究で確認されています。

また、ココアに含まれるカカオポリフェノールは、腸内環境を整える働きがあるため、便秘解消効果があります。

食物繊維は、血糖値の上昇を抑制する作用もあります。

ダイエット効果

ココアに含まれるテオブロミンは、脂肪を蓄積させない作用があるため、ダイエット効果が期待できます。

また、テオブロミンは、脳内物質のセロトニン、通称、幸せホルモンに作用する働きがあるため、幸福感と満腹感を与えます。これは、食欲抑制につながります。

カカオポリフェノールは、血中の善玉コレステロール値を上げて、血行を促進します。効率良く酸素が運ばれるため、脂肪が燃焼され、新陳代謝が高まります。

冷え症改善効果

冷え性を自覚する女性を対象にした実験で、ココアを飲むことで、血流量が増加し、体の表面温度が上昇し、温度の維持効果が認められました。

テオブロミンは、自律神経を調節する働きがあり、血管を拡張させ、末端の血流を促進する作用があるため、冷え性改善効果があります。

疲労回復効果

ココアに含まれるテオブロミンは、カフェインに似た成分で、自律神経を調節する作用があり、疲労回復効果があると言われています。

また、集中力を高めて、学習能力を向上させるという実験結果が報告されています。

カフェインを含むコーヒー・紅茶についての記事はこちらからどうぞ↓

貧血予防効果

鉄分が豊富に含まれているため、鉄分を補給でき、良質な血液を作ることができ、貧血予防になります。

抗酸化効果

ココアに含まれるカカオポリフェノールには、活性酸素を除去する強い抗酸化作用があります。

そのため、動脈硬化や、高血圧などの生活習慣病予防の効果があります。
また、シミ予防などのアンチエイジングにも期待できます。

ストレス解消・リラックス効果

ココアに含まれるテオブロミンは、脳内物質のセロトニン、通称、幸せホルモンに作用する働きがあるため、ストレス解消やリラックス効果があると言われています。

ココアを飲むとホッとするのには、この効果があるからなのですね。

また、セロトニンの分泌に伴って、メラトニンの分泌も促されるため、安眠につながります。

ココアの選び方

ココア

ココアのうれしい健康効果を得たいなら、ピュアココア(純ココア)を選びましょう。

【ピュアココア(純ココア)とミルクココア(調整ココア)の比較】

ピュアココア カップ1杯あたり 18kcal、脂質1.2g、糖質0.7g
ミルクココア カップ1杯あたり 77kcal、脂質1.6g、糖質13.8g

ミルクココアは、砂糖や粉乳などが入っているため、カロリーがかなり高くなっています。

そのため、ピュアココアア(純ココア)を選び、糖分少なめか、糖分なしで飲むのがおすすめです。

ココアのおすすめの飲み方・食べ方

ココア

  • 牛乳or無調整豆乳で溶かして飲む
    ピュアココアを温かい牛乳または、無調整豆乳で溶かして作ります。
    甘みが欲しい場合は、砂糖やハチミツ、メープルシロップなどを少し加えましょう。マシュマロを浮かべるのもいいでしょう。
    マシュマロを溶かしながら飲むのも楽しいです。
  • お湯で溶かして飲む
    ダイエット中の場合は、ピュアココアをお湯で溶かし、糖分は少なめか、入れないのがベストです。
  • ヨーグルトに入れて食べる
    ピュアココアをヨーグルトに加えます。ココアの風味とほろ苦さが◎

ココアを飲むタイミング

ココアと時計

  • 朝の空腹時〈便秘解消効果を得たい場合〉
    朝の空腹時にココアを飲むと、腸が刺激されて、便秘解消効果を期待できます。
    糖分は少なめか、入れない方が良いでしょう。
  • 食後
    食後にココアを飲むと、血糖値の上昇を抑制し、脂肪の蓄積を抑えます。
  • 寝る前1〜2時間前
    寝る前にココアを飲むと、心身がリラックスし、睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されるため、安眠につながります。

ココアの適量

【ピュアココア(純ココア)の場合】

カカオポリフェノールの摂取量は、健康な大人で、1日あたり200〜500mgが目安と言われています。

ピュアココア(純ココア)の場合、小さじ1〜2杯ほどです。

ココアの適量は、カップ1杯あたり小さじ2杯(8g)ほどで、1日にカップ1〜2杯程度です。

ココアの注意点

ココアの摂り過ぎには注意しましょう。

摂り過ぎてしまうと、下痢、不眠、麻痺、震え、肝障害、頭痛、めまい喘息、吐き気などの症状が出る場合があります。

ココアの保存方法

ココアの保存は、しっかりと密封できる容器に入れ、高温多湿を避け、冷暗所で保存しましょう。

おすすめピュアココア(純ココア) 5選

  • TOMIZ 純ココア(オランダ産有名ブランド使用)500g

  • 森永製菓 純ココア 110g×3個

  • バンホーテン ピュアココア 200g

  • NICHIGA 純ココアパウダー PREMIUM 500g

  • nichie 純ココア 500g

まとめ

ココアは、健康効果を得たいなら、断然、ピュアココア(純ココア)を選びましょう。

健康効果は、便秘解消効果、ダイエット効果、冷え性改善効果、疲労回復効果、貧血予防効果、抗酸化効果、ストレス解消・リラックス効果があることが分かりました。

ココアを飲むとホッとするのには、ちゃんと化学的な訳があって、幸せホルモンのセロトニンが分泌されるからなのですね。

やっぱり、ホッとしたい時にココアを飲みましょう。

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