MCTオイルって何?ダイエットに効果があるって本当?飲むタイミングは?

脂肪燃焼するHealth&Beauty

『MCTオイル』って、最近よく聞きませんか?

『MCTオイル』って何?と思っている方もいるかもしれません。

MCTオイルは、近年、注目されているオイルです。
『その効果がすごい』と話題になっています。
一体、どんなものなのでしょうか?

MCTオイルとは?

そもそも、MCTオイルの、『MCT』は、Medium Chain Triglyceride」の略で、『中鎖脂肪酸』のことです。

MCTを多く含むものとして、ココナッツオイルやパームオイルがあります。
これらのオイルから、MCTだけを精製して作られたものを、MCTオイルと言います。
自然由来の植物油で、無味無臭なのが特徴です。

そんな、気になるMCTオイルについて探っていきましょう。

 

 

MCTオイルの効果は?

ダイエット

ダイエット効果

MCTオイル(中鎖脂肪酸)は、飽和脂肪酸に分類され、分子量が小さく分解されやすいため、消化吸収スピードが速く、すぐにエネルギーとして消費されます。

一般的な油と比べて、約4倍も早く分解され、エネルギーになります。

そのため、体内の脂肪として蓄積されづらく、ダイエットに効果的なオイルとして注目されています。

一般的なサラダオイルやオリーブオイルなどの植物油、バターやラードの動物性油脂のほとんどは、長鎖脂肪酸に分類され、分子量が大きいため、消化吸収が遅いのです。

MCTオイルを摂取すると、体内の脂肪燃焼を促してくれる、ケトン体の生成を促す作用があるので、ダイエット効果があります。

この作用が、ケトジェニックダイエットの最適なオイルとして、MCTオイルが注目されている理由です。

ケトジェニックダイエットとは、糖質を制限して、良質なタンパク質や脂質を多く摂取し、脂肪の燃焼を助けるケトン体の生成を高める、というダイエット法のことです。

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持久力アップ効果

MCTオイルと一般的な油(LCT)を2週間摂取して、運動試験をしたところ、MCTオイルの摂取した方が、一般的な油をとった時に比べて、持久力がアップすることが確認されました。

これは、MCTオイルを習慣的に摂ることで、脂質を利用しやすい体に変化して、糖質の温存につながったとされます。

また、血中乳酸濃度が低く抑えられ、疲労が軽減することがわかりました。

脳のエネルギー源の代替効果

脳のエネルギー源は、ブドウ糖だけと言われていました。
しかし、最近の研究で、MCTオイルの中鎖脂肪酸は、体内に吸収されると、一部がケトン体に変化し、ブドウ糖よりも効率的に脳のエネルギーになることが分かりました。

このケトン体が、脳の疲労回復や、アルツハイマー型認知症の予防や改善に役立ちます。
MCTオイルを摂取すると、血中のケトン体が増加し、認知症の程度が改善され、記憶力の低下が抑制されたという報告があります。

美肌効果

MCTオイルは、体内に吸収されるとケトン体になることは前述しましたが、このケトン体の一つの『β-ヒドロキシ酪酸』という物質は、酵素を活性化して、肌の老化防止につながります。シミ・しわの予防になります。
また、抗炎症、抗アレルギー、抗酸化効果により、肌荒れやアトピーにも効果があると言われています。

MCTオイルの使い方は?

MCTオイル

MCTオイルは、一般的なサラダオイルやオリーブオイルなどと比べて、低温で煙が出てしまいますので、加熱調理には不向きです。

そのため、加熱せずに、そのまま料理にかけて摂取しましょう。
サラダやスープにかけて食べたり、コーヒーやヨーグルトにかけて食べたりするのが、おすすめです。

1日に数回、小さじ1〜大さじ2杯までを目安に、摂ると良いでしょう。

MCTオイルがダイエットに効果的とはいえ、MCTオイルは、あくまでも“油“なので、摂り過ぎには注意しましょう。

また、体調や体質によって、下痢や腹痛などの副作用を起こす場合もあります。
最初は、少量から始めるようにしてください。

MCTオイルを摂取するタイミングは?

ランニング

  • MCTオイルの脂肪燃焼効果を促すタイミングは、1日の始まりのに摂るのがおすすめです。また、エネルギー消費の多い日中が良いでしょう。
  • 筋トレやランニングなどの運動の前に摂取すると、持久力がアップすると言われ、筋肉量が増えるというデータもあります。

MCTオイルの選び方は?

MCTオイルには、ココナッツオイル由来やパームオイル由来のものがあります。
パームオイル由来のMCTオイルには、人体に悪影響を及ぼす成分が含まれていると言われているので、中鎖脂肪酸100%のコナッツオイル由来のMCTオイルを選びましょう。

MCTオイルは、酸化しにくいオイルと言われていますが、遮光ビン(茶色か緑色のビン)に入っているものを選ぶと良いでしょう。
プラスチック容器の場合、化学物質のBPAがオイルに溶け出してしまう恐れがあります。

MCTオイルの構成

MCTオイルは、炭素原子から構成されていて、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸の4つから成っています。
炭素数が6〜12で、カプロン酸は6個、カプリル酸は8個、カプリン酸は10個、ラウリン酸12個です。
それぞれの含有率は、MCTオイルの商品によって異なります。

  • カプロン酸(C6)
    中鎖脂肪酸の中でも短鎖脂肪酸に近く、最も早く代謝されます。
  • カプリル酸(C8)
    抗菌効果があり、中鎖脂肪酸の中でもケトン体を効率的に作ることができるため、すばやく脳と体のエネルギーになります。
  • カプリン酸(C10)
    カプリル酸より吸収スピードは穏やかですが、エネルギー代謝が比較的早いです。
  • ラウリン酸(C12)
    中鎖脂肪酸の中でも長鎖脂肪酸に近く、ゆっくりエネルギーに変わります。
    ケトン体の生成が少量で、エネルギーが長く持続します。

おすすめMCTオイル 5選

おすすめのMCTオイル5選 をご紹介します。

    • CoCo ココナッツ由来100% MCTオイル 360g
      化学的工程や添加物を一歳加えないナチュラル製法で作られています。
      カプリル酸(C8)57.2%、カプリン酸(C10)42.5%、その他の中鎖脂肪酸0.3%

    • 仙台勝山館MCTオイル 〈ココナッツベース・中鎖脂肪酸100%〉360g
      化学溶剤や添加物を一切使用していません。蒸留によるナチュラル製法で作られています。
      カプリル酸(C8)が60%、カプリン酸(C10)40%

    • ファンクティア MCTオイル 500ml
      オーガニックエキストラバージンオイル100%由来です。
      カプリル酸(C8)が60%、カプリン酸(C10)40%

    • COCOLAB MCTオイル中鎖脂肪酸純度100% 450g
      モンドセレクション金賞受賞。安心・安全な日本国内の工場で製造されています。
      カプリル酸(C8)60%、カプリン酸(C10)40%

    • Amazon限定ブランド MCTオイル480g 中鎖脂肪酸100%
      バージンココナッツオイルを蒸留方法によって製造されています。薬剤を使わず、化学的な工程や合成添加物を一切加えていない、ナチュラルな製法です。
      カプリル酸(C8)60%、カプリン酸(C10)40%

まとめ

ここまで、MCTオイルについて詳しく見てきました。

MCTオイルの効果は、ダイエット効果・持久力アップ効果・脳のエネルギー源の代替効果・美肌効果であることがわかりましたね。

使い方は、1日に小さじ1杯〜大さじ2杯を、加熱せずに、そのまま料理にかけて摂取しましょう。

サラダやスープにかけて食べたり、コーヒーやヨーグルトにかけて食べたりするのが、おすすめです。
簡単ですね。
MCTオイルを日常生活に取り入れていきましょう。

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